招き猫先生の『ことちか日記』R1 6/24

先日、歯科医療に従事する友人から貴重な情報、学びの糸口を頂戴した。
「Motivational Interviewing」というものと出会ったのである。

モチベーショナルインタビューイングと片仮名表記していいのだろうか。巷間、MIと呼ばれるこれは、内閣府の「ユースアドバイザー養成プログラム」においては「動機づけ面接」と和訳されている。

友人からは、歯科医療において、
患者が自分の内なる意志や欲求を見いだして行動を変えていくために図る「問いかけるコミュニケーション」
「患者は一人ひとり違う」という考えをベースに患者と深い関係性を確立し、それを核にして広げ、積み上げていく。

学校も医療も「対人」の職業であるならば、対生徒さんとして考えたとしても有効では?というアドバイスをいただいたのである。いと有り難しである。

従来の医療者視点のコミュニケーションでは、患者の思考はわずか5%の領域でしか働きません。つまり、その人の潜在下に眠る95%から目を背けることに…。しかし本当はそこにこそ患者自身も気づかずにいる意志や欲求が隠れています。MIの問いかけ話法は、まさにこの心の領域に踏み込む為のものなのです。

とある。単純に考えてはいけないのだろうが、語弊を畏れずに、「医療」を「教育」に、「患者」を「生徒」に置き換えたら、いかがだろうか。

もしかしたら、見えてくるものがあるかもしれない。

ドラッガー曰く、
「成功したやり方を続ければ、いつか必ず失敗する。」

逆説的に言えば、
「過去の常識にとらわれすぎず、積極的に自己変革を起こし続ける勇気があるかどうかに成功の鍵がある。」ということかなと解釈する。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R1 6/23

昨日の「オープンスクール」を無事終了し、本日は静かな長崎日大である。
1200名を超える中学生の皆さんと、200名以上の小学生とその保護者様をお見送りした後、後片付けや清掃を終えて、下校する生徒の皆さんと退勤する先生たちに心から感謝と尊敬の気持ちをお伝えした次第である。

 

休日の校舎を見ていると、2号館の一角に画像のようなオブジェがあった。2号館は、デザイン美術科と中学校の1~2年生が生活する校舎である。校舎内のそこここにデザイン科の皆さんの作品が展示してあり、さながら「ちょっとした美術館」のような雰囲気となっている。

今年度版のデザイン美術科の学科案内ができあがったのでご紹介したい。卒業生の皆様や興味のある方には、ぜひ手にとって見ていただければと思う。

吾輩の一押しは、画像にある「フォトリアリズム」である。これはモノクロの写真ではなく、鉛筆で描いたものである。

デザイン美術科の木本先生曰く、「長崎日大のデザイン科には、入学する前の技術がどうこうというのではなく、ただ描くのが好き!、高校3年間、デザイン美術の世界にドップリつかってみたい!という生徒さんに来てほしいなぁと思っています。」とのことである。

拙ブログをご覧の皆々様、長崎日大のデザイン美術科をよろしくお願い申し上げます。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R1 6/22

good hospitality

この言葉を最初に耳にしたのは、本校の第六代校長に、岸浩一郎先生が就任なさった平成9年当時ではなかったかと思う。

当時は斬新であった「オープンスクール」の開催にあたり、岸校長が口にしたのが「グッド・ホスピタリティー」であった。

東京オリンピック招致活動などで「おもてなし」という日本語とともに、よく聞くようになった「ホスピタリティー」であるが、長崎日大では二十数年前から使っていたわけである。

 

長崎日大の「オープンスクール」は、特別なことをやるわけではない。
ド派手な演出もなければ、何かをふるまったり、過剰なサービスもない。

 

普段の長崎日大に「笑顔」と「気配り」をこめて、グッド・ホスピタリティーに努めるだけなのである。

ただできることを心をこめてなのである。

 

前日からいつもよりもっと心をこめて清掃する。少しでもわかりやすいように案内板を出す。部活の生徒さんたちが体育館に椅子を並べてくれる。各会場の生徒や先生が小学生・中学生に優しく説明する。とまどっている保護者様、小学生に案内係が声をかける。

本日の長崎日大の中学生・高校生の立ち居振る舞い・気働きには、吾輩いたく感激した。「うちの生徒たちは本当に素晴らしい!」

 

昨日の遅くから、朝早くまで、先生たちもみんなそれぞれのエリアで頑張っていた。
good hospitality 心をこめた温かいおもてなし

これが長崎日大である。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R1 6/21

明日は今年度第一回目の「オープンスクール」である。中学校から高校まで「チーム日大」が力を合わせて、明日の「おもてなし」の準備に努めている。

現在の長崎日大は中・高合わせて、1600名近い生徒が在籍しているが、明日の「オープンスクール」には、それと同じくらいの中学生の皆さんと保護者様にご来校いただけるようである。有り難いことこの上ない。

長崎日大を隅から隅まで味わって楽しんでいただきたいものである。

そこから、今後の「入試説明会」「個別相談会」につなげていただくことが大切なのである。

中学校選びも高校選びも大学選びも、すべては「個人の選択」である。世の中の評判や他者の意見は参考に過ぎない。

小学6年生、中学3年生、高校3年生の時点で、自分の志とその学校の内容を吟味しての選択となる。進路決定は「自分と向き合い、学校と向き合うこと」なのである。

 

明日の「オープンスクール」をきっかけにして、1人でも多くの生徒さんに、長崎日大と向き合うことを始めていただきたいと願っている。

画像は「オープンスクール」に向けて、完成したばかりの中学と高校の「学校案内」と広報誌「潮鳴り」である。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R1 6/20

一昨日からの村山貞幸教授のインタビューに、教員に対するメッセージがいくつか述べられている。

ご紹介しておきたいものが二つある。

ひとつめは、
多様性をベースに、ここの違いを生かす方法を自ら学ばせながら、観察だけはきちんとしておき、それぞれに気づきを与えるということが大切なのではないかと思います。
というコメントである。
まさしく、長崎日大のために話してくださっているかのような言葉で驚いた。

ご存じのとおり、本校は本校の最大の特徴は生徒の多様性である。

しかも、その多様な生徒たちがそれぞれに努力をしていることであり、「学び」を大切にしていることである。また、その多様性を相互に認め、尊重しようとしていることである。確かにまだまだ未熟な点や行き届かない面もあるが、そこを目指して前進しているのである。

ふたつめは
社会人基礎力のような力が産業界から求められているのは間違いありません。産業界が求める資質・能力・知識などを調査した結果を見てみると、資格や語学力などは、下位のほうで、主体性や創造力が上位にあります。こうした能力を磨いていくことが、学生の将来の豊かさを決めていくことになります。
とある。これは資格や語学力を軽視したものではない。それを最終目標とするのではなく、それを目指した過程とそのスキルを活用するところまで大切にせよということなのである。

長崎日大はびつつ前する「進学校」を目指している。

青春時代の楽しさ、明るさ、元気の良さはとてもとても大切なことである。しかし、それだけに終始しない。それも大切にしながら「学ぶ意識」と「学ぶ習慣」を大切にしていくのである。「青春の思い出」だけに終わらない。「将来を輝いて生き抜く力=社会人基礎力を身につけるための基礎力」を身につけるのである。

3日に渡って勝手なことを語ってしまい、ご容赦いただきたい。

最後に、村山貞幸教授のコメントで最も印象に残ったものを挙げて、このシリーズを締めくくりたい。

「教養教育とは、人の命を考えること」 である。
なんだかんだと言っても、自分の命と他者の命の尊厳を真剣に考えること、 これ以上大切なことを吾輩は知らないのである。

本日はここまで。

 

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